ハイコントラストシーンの撮影では、ハイライトからシャドウまでの情報を十分に取り込むために露出を変えて何枚かの写真を撮る必要があります。
同一シーンで異なった露出で撮影された写真は ”ブラケット写真” と言い、多くの一眼レフカメラでオートブラケッティング機能として搭載、撮影することが出来ます。
ブラケット撮影をする枚数は、撮影するシーンの明暗度や各写真の露出値(EV)の間隔によって異なります。1 EVのステップでの撮影では、2 EVステップで撮影する場合よりも更に多くの撮影枚数が必要になります。
大抵の風景や屋外シーンの撮影では、2 EVステップで3枚 (例: -2, 0 +2 EV)、または1 EVステップで5枚の撮影で十分です。
例外として、室内から明るい窓の外を撮影するようなシーンでは、コントラストが強いためにより多くの枚数撮影が必要となります。